前回はAutoCAD(オートキャド)の欠点についてお話ししてきた訳ですが、今回も引き続き同じような話になります。

あまり人(ソフトですが)の悪口を言うのは好きではないのですが、こればかりは仕方がありませんのできっちりとお話ししていきます。

という訳で、前回の続きからですね。

AutoCAD(オートキャド)の欠点

②設定が多すぎる
AutoCAD(オートキャド)を使って図面を作図していくと、様々な場面で何らかの設定画面が出てくることに気付きます。

寸法スタイルの設定、文字スタイルの設定、単位の設定などなど…。

最初は面食らってしまう程、AutoCAD(オートキャド)には設定しなければならない項目が多いです。
これが2つ目の欠点と言えるでしょう。

設定が多いということはつまり、様々な場面で調整ができるということです。ですから、設定の多さを単純に「欠点」と呼んでしまって良いのかは非常に微妙なところです。

ですが、やはりこれからAutoCAD(オートキャド)を覚えようとしている方にとって、これはあまりプラスと言えないでしょう。

文字スタイルや寸法スタイルなど、もう少しシンプルでも良いのではないかなと思う部分も多いです。

③操作が直感的ではない
これは今までAutoCAD(オートキャド)を使って仕事をしてきた中で、かなり言われてきたことです。

特に「Jw_CAD」を今まで使ってきて、その後にAutoCAD(オートキャド)を覚えた人が言います。

Jw_CADというのは、実際にCADを使ってる方々が開発に携わっているという話を聞いたことがあります。従って、手描きの感覚に近い操作感があるらしいんです。

それに比べて、AutoCAD(オートキャド)はあまり手描きの感覚に近くないということです。私としてはあまりピンとこないのですが、何人もの人が同じ事を言うからにはそうなのでしょう。

私はJw_CADを使うことが出来ませんから、もし実際に仕事でJw_CADを使うことになった場合、同じように「使いにくい」と感じることでしょう。

それと同じような感覚なのではないかと思うのですが、今まであまりにもそうした声を聞いてきましたので、AutoCAD(オートキャド)の欠点に書き加えておこうと思いました。

④作図に時間がかかる
「AutoCAD(オートキャド)での作図は時間がかかる」

私だけかも知れませんが、こうした意見を時々耳にします。

たくさんの作図者の勤務状況を管理している人が言うのですから、これも全くの見当違いという訳ではなさそうですが…。

作図にかかる時間というのは、作図者の技量によるところが大きいはずです。その為に、出来るだけ効率の良い操作を覚えようとしているのです。

ですから、CADの種類が単純に作図速度の優劣を決める訳ではない、と私は信じています。

とは言え、操作の手順が複雑であったり、設定の数が多すぎて熟練するまでに時間がかかったりという要素はあるかも知れません。

そういった意味で、この項目をあえてAutoCAD(オートキャド)の欠点として書いておきます。
操作に慣れれば問題ないことだと思いますが、慣れるまでに時間がかかる傾向にある、ということですね。