前回はオートキャド(AutoCAD)の通信講座である日本創芸学院に対して無料の資料請求をしてみました。

その後どんな形で資料が送られてくるのか、あるいは売り込みの電話が鳴り響くのかなど、詳しく状況をお知らせしたいと思います。

何故そんなことをするのかというと、こちらの連絡先を相手に知らせた時にスクールがどんな対応をするかという点も、スクール検討の基準になると思うからです。

連絡をとろうと思えば可能な「見込み客」になった時、相手がビジネス的にどんな対応をするのか、ということです。

今回は少し休憩して、私がそう考えるようになった体験についてお話しをしたいと思います。

■二級建築士の資格
今から数年前の話ですが、私は二級建築士の資格を取得する為に毎日勉強を続けていました。

私はオートキャド(AutoCAD)から建築の世界に入ったので、建築関連の学歴が全くありません。

なので「学歴がない場合は実務経験7年必要」という受験資格をじっと待っていて、ようやくそれが満たされた為、ようやく受験というスタートラインに立つことが出来たという状態でした。

オートキャド(AutoCAD)を覚える時もそうだったのですが、私は二級建築士の資格を独学で取得しようと考えていました。

理由は「スクールにかかる金額が半端なく高いから」です。

建築士のスクールを調べると、オートキャド(AutoCAD)のスクールがとっても安く感じられるくらいの受講料になっています。

もちろん将来の為に必要な自己投資ですから、いくら高額だといってもここは節約する場面ではありません。

…が、色々と調べると「独学ではちょっと厳しいかも知れないけれど、完全に不可能ではない」という感じのニュアンスだったので、まあ大丈夫ではないかと思った訳です。

勉強に関してはスクールに通っていなくても進んでいたのですが、受験の手続きに関する部分は自分で色々と調べて動かなければなりません。

はっきり言ってこれが非常に面倒でした。

時々「会社が勝手に建築士試験の願書を出すもんだから、試験を受けなきゃ…」みたいな話を聞きますが、私はうらやましい話だと思います。

まあ一方で、そんな状態で受験しても意味がないとも思いますが…そういう人たちがライバルであれば、はっきり言って相手になりません。

■願書を取りに行く
とまあそんな訳で、私は二級建築士の受験をする為の願書を受け取りにいくことにしました。

(注記:久しぶりに建築士試験の概要を再確認してみると、今はインターネットによる受験の申し込みが出来るようになっていました。私の時代とはえらい違いですね…)

もちろん当時からオートキャド(AutoCAD)を使った建築関連の仕事をしている身ですから、忙しい仕事の都合を調整して時間を作ったことは言うまでもありません。

ただし、私は二級建築士の試験を受けるのは初めてです。だからという訳でもないのかも知れませんが、何をやるにしてもスムーズにいきません。

事前に調べていますので、願書を受け取る目的地としてそれらしき場所があることは分かります。

でもあまりにも小さな事務所ビルみたいなところでしたので、本当にそこで良いのかと心配になったりします。
入って見れば分かることなのですが、どうも入りにくい雰囲気が漂っているんですよね…。

ただ二級建築士の試験を受ける為に願書を受け取るだけの話なのですが、それだけの為に何故か非常に疲れてしまいました。

と、そんな時です。

私がそんな感じで周囲をうろうろしていると、一人の男の人が私に向かって話しかけてきます。
「もしかして建築士の試験を受験される方ですか?」と。