これからオートキャド(AutoCAD)を覚える為の選択肢として、スクールに通うことも考えてみるということで、今回はいくつかスクールを紹介します。

以前もお話ししましたが、独学でオートキャド(AutoCAD)を覚えようと思っている方でも、少しはスクールについて知っておいた方が良いと私は思っています。

スクールに通う人がどんな学習方法をするのか、費用をどのくらいかけているのか、どの程度の期間勉強をするのか。

…などなど、知っておいた方が良いこともたくさんありますから。

「独学=誰の助けも借りない」という訳ではなく、情報を自分で集めなければならないというだけの話です。
使えるものは出来る限る使って情報を集める方が効率的だと思いますが、いかがでしょうか。

大栄総合教育システム

このスクールもオートキャド(AutoCAD)の講座が充実していて、様々なレベルにあった学習が可能になっています。

初心者の方には「CAD総合コース」(3ヶ月・189000円)が手軽で良いかも知れません。
手軽というほど安くはありませんが…。

ただ、せっかくスクールを利用するのなら、同時にCAD利用技術者の資格を取得出来る「CADマスター総合コース」(10ヶ月・336000円)も検討したいところです。

値段はかなり違いますが、1ヶ月あたりの金額を考えるとこちらの方がメリットは大きいと言えます。

まあ「値段的なメリット」だけで受講するコースを決めるのは非常に危険で、今の自分にあったコースを選択するのが一番なのですが…

でもこういう金額的なことってついつい計算してしまいますよね?

また「CADマスター総合コース」は教育訓練給付制度の対象講座でもありますので、入学金+受講料の20%(最大10万円)がハローワークから給付されます。

もちろんこれには「雇用保険の一般被保険者で被保険者期間が3年以上の方」という条件があります。

安くない金額を自己投資する訳ですから、自分がそれに該当するかは良く確認しておいた方が良いでしょう。
この他にも主に下記のような講座があります。

・建築CADベーシック講座(2ヶ月・163000円)
・機械CADベーシック講座(2ヶ月・163000円)
・3D-CAD総合コース(10ヶ月・425000円)

オートキャド(AutoCAD)を覚えるだけではなく、実際に専門的な仕事をしたいと考えている方であれば、こうした専門講座も選択肢に入るのではないかと思います。

■気になる部分も…
ただし、この大栄総合教育システムというスクールを調べていくと、利用者から見てちょっと気になる点もあります。

まずは校舎が関西・九州・沖縄・東北にしかなく、関東在住の方が通うのが難しいという点。

まあこれはスクールの規模や拠点の問題ですから、これだけで大栄総合教育システムを悪く考える必要はないと思います。

ですが、立地的な面でスクールを選択する必要もありますので、これは事前に知っていおいた方が良い部分でしょう。

そしてもうひとつ気になる点が、お金に関する部分です。

講座の詳細を見ていくと、「入学金が別途必要です」とか「検定対策は教材費が別途必要です」などの表記があるのですが、それについて具体的な金額が記載されていません。

要するに「資料請求をしてみないと分からない」ということで、これでは利用者のことを考えていないと思われても仕方がありません。

こうした気になる点がある内は安易に受講申し込みをしないで、まずは資料を取り寄せてから検討することが大事です。

大栄総合教育システムの資料請求