オートキャド(AutoCAD)を覚える為にスクールを使う場合、その活用方法は大きく2種類に分かれます。
簡単に言ってしまえば、スクールに通うのか自宅でやるのか、ということになります。
今回はそのあたりの違いについて少し考えてみたいと思います。
■スクールに通う場合
実際にどこかの校舎(駅前がほとんどですが)に自分が通い、その教室などで講師から直接教えてもらうというパターンは、まあ最も一般的ではないかと思います。
この方法の特徴としては、当たり前ですが自分がその場所に継続して通わなければならないという点があります。
一度スクールに通うという生活のパターンを作ってしまえば、それ以降オートキャド(AutoCAD)の学習を継続しやすいというメリットがそこにはある訳です。
でも、仕事で忙しかったりすると、普段の生活パターンに「スクールに通うこと」を追加することはなかなか難しかったりします。
今の私を基準にして考えた場合、恐らく定期的にスクールへと通うのは難しいのではないかと思います。
忙しい状態で無理矢理スクールの予定を入れたとしても、通えない日が少しずつ増えてきて、最終的にはオートキャド(AutoCAD)の勉強を諦めてしまう。
そして、自分が通うスクールの場所が遠ければ遠いほど、そうした失敗パターンの可能性は高くなっていきます。
かなりネガティブな意見だと私自身も思いますが、こうした可能性が全くない訳ではないことを、最初から認識しておくべきだと思います。
そうした危険を認識しつつ、きちんと回避していく…というのがスマートではないかと思います。
■自宅で勉強する場合
オートキャド(AutoCAD)のスクールと一口に言っても、そこには様々なパターンが存在しています。
その中で、今回は実際にスクールに通うパターンとは別に「自宅での通信講座」について考えてみたいと思います。
こうした通信講座では、申し込みをするとCDとか教材などが郵送されてきて、自分のペースにあわせて学習を進めていくことが出来ます。
自分のペースで学習。
これが通信講座の最大のメリットであり、同時に最大のデメリットでもある訳です。何となく想像出来るでしょうか。
仕事を終えて、あるいは学校が終わってから自宅に帰ってきて、それから通信講座のテキストを開いてオートキャド(AutoCAD)の勉強をするんです。
これは最初に想像するよりも結構大変なことなんですね。
時間が厳密に決められている訳ではありませんから、その分だけ自分の予定を上手にコントロールしてあげる必要があります。
「自分の予定をコントロールする」とか言うと聞こえが良いですけど、要するに自分が自由に使える時間を勉強に割かなければならない、ということです。
帰ってきてのんびりテレビを見るのではなく、机に向かってオートキャド(AutoCAD)の勉強をする。
自分のスキルアップを考えればそれが必要だと分かってはいても、いざ実際にやろうと思うとこれがなかなか難しいんです。
人間は基本的に楽な方向に流れていく性質を持っていますから、それを断ち切って強い意志で勉強を続けるというのは、大げさな話ではなくて本当に大変なことだと思います。