さて、今回は引き続きマウスについてのお話です。
前回はホイールについてお話ししましたので、今回は追加のボタンについてお話ししたいと思います。

■ボタンの数は多い方が?

以前は2個しかボタンのない普通のマウスがほとんどでしたが、最近はそれプラスアルファで、横にボタンが追加されているタイプが増えてきました。

初期設定ではブラウザの「進む」と「戻る」に割り当てられたりしています。このボタンがあると、インターネットで調べものをする際にけっこう重宝します。

でも、ブラウザを使う際に重宝するというのは、このサイトではあまり関係のないことです。AutoCAD(オートキャド)でも便利に使えるのか?が重要ですね。

この追加ボタンですが、結論から言うと非常に便利です。

新しいマウスに取り替えた時、私は最初「こんなボタン使えるのかな…」などと思っていたのですが、その30分後にはどんどん使っていました。

そして今では、携帯電話のない生活が考えられないのと同じくらいに、2つしかボタンのないマウスでの仕事なんて考えられない、と思っています。

人間とは(私は特にかも知れませんが)身勝手な生き物です。
でも、わざわざ便利な機能を使わないでおくこともないので、ぜひ一度使ってみて頂きたいと思います。

ここで、追加ボタンの上手な使い方について説明します。

追加ボタンにはショートカットキーを割り当てて使用するのがお勧めです。「Ctrl」+「S」と押すかわりに、マウスの追加ボタンを押すだけで良いのです。

やってみて頂ければ分かりますが、これがかなり便利なんです。本当にお勧めです。

■位置が最重要

ただし、追加ボタンのあるマウスを選ぶ際に、ひとつだけ注意点があります。

ショートカットに割り当てられる機能は多い方が良いので、ボタンの数も当然多い方が便利ではあります。

でも、ボタンが多ければ良いという訳ではありません。それよりも、場所的な押しやすさを重視してマウスは選んだ方が結局は便利です。

マウスによっては、ほとんど嫌がらせみたいな場所に追加ボタンがくっついていたりします。追加ボタンが便利なのは認めますが、あくまでも右クリック・左クリックがメインであることを忘れてはいけません。

追加ボタンを押す為に、通常のクリックが不便になってしまうのであれば、それはボタンが追加されている意味がない、という事になります。

ですから、追加ボタンに関しては、数よりも押しやすさを重視して選ぶのが良いでしょう。

このあたりの感覚は、購入前に自分で試してみたほうが良いでしょうね。手の大きさも人によって違いますから。

特に男性と女性の違い。この違いによって使いやすいマウスは全然違ってきますから、ここで「このマウスが最高です」と言った話はできません。

どんなに高機能であっても、作図者の手に馴染んでいなければ全く意味がありませんから。