このページを見ているということは、少なくともこのサイトの管理人である私に少しでも興味を持って頂いたということですよね。
ありがとうございます。
このサイトでは、最初にお話ししたようにオートキャド(AutoCAD)についての(多分有益な)情報を発信しています。
情報を発信している側としては、やはり「どんな人がそうした情報を発信しているのか」を少しでも閲覧して頂く人にお知らせしておくべきだと思っています。
もちろん個人情報を明かすつもりはありませんし、そんな必要はそもそもないでしょうから、そのあたりは省略しつつ話を進めていきましょうか。
■オートキャド(AutoCAD)との出会い
私が始めてオートキャド(AutoCAD)を見たのは、確か高校生の頃だったと思います。
一般的な高校生の大半が多分そうであるように、私は将来のことについてあまり深く考えていませんでした。
出来ればもう少し社会人になることを遅らせたいな…といった、目標もあまりない状態で大学にへの進学を希望したんですね。
私の世代は子供がたくさんいましたので、競争率はかなり高く、受験勉強はそれほどやさしいものではありませんでした。
というか、過酷といっても良かったと思います。
また、高校生活最初の2年は圧倒的に怠けていたおかげで、学校の成績は逆の意味でベストテンに入るような状態でした。
「え、(その成績で)受験するの?」と、少し前の私を知る人から言われたことを思い出します。
でも私は、受験勉強のような「答えの分かっていることに対する勉強」が苦手ではありませんでした。
頭が良いとか回転が速いとか言う前の段階の、要するにテクニックがあるかないかという部分が重要だったのだと思います。
まあそんな訳で、どん底からのスタートであるにも関わらず、現役で大学に進学することが出来ました。
でもやはり、目標がはっきりしないまま進学したということもあって、学生生活はあまりほめられたものではありませんでしたね。
過酷な受験勉強も、「大学に合格すること」という目標があったからこそ成功したのだと思いますし。
そんな緩みきった学生生活の中、私はオートキャド(AutoCAD)と出会ったんです。
「出会った」とか書くと何か運命的なものを感じてしまいますが、そこまで大げさではなく、身近にオートキャド(AutoCAD)を使って仕事をしている人がいたというだけです。
私の兄は、オートキャド(AutoCAD)を使って自宅で仕事をしている、今でいえば「SOHO」を実践している人だったんです。
自宅で仕事をするというライフスタイルを間近で見てきた私は、その自由度の高さに強いあこがれを抱くことになります。
元々「出来るだけ社会人になることを遅らせたい」という不純な動機で進学した訳ですから、会社に毎日勤めるということに抵抗を感じていたんですね。
学生だった私もまた、ある程度時間が自由になる身でしたので、同じような生活を送っていました。まあ勉強は本当に適当でした。
同じような生活を送る私と兄でしたが、ただ1点だけ圧倒的に違うところがありました。
それはいうまでもなく「お金」です。
同じような生活を送っていながら、兄にはしっかりとした収入があり、私にはそれがありません。
働いていない以上、そんなことは本当に当たり前のことですし、私が遊んでいる間に兄が仕事をしていることもあったはずです。
でもそんなことなどお構いなしに「お金的にも同じような生活を、どうして送ることが出来ないのか」と考えるようになりました。
まあ勘違いも甚だしいという感じです。
私と兄との違い。それは「オートキャド(AutoCAD)を使えるか使えないか」ということだと当時の私は考えたんですね。
オートキャド(AutoCAD)さえ使えれば、私も兄と同じような生活を送ることが出来る、という安易な考えをもっていた訳です。
でも、そう簡単にオートキャド(AutoCAD)を覚えることが出来るのか?というあたりについては、次回にお話ししたいと思います。