このサイトでは、AutoCAD(オートキャド)について、私の個人的な意見も交えて色々話をしています。

数あるCADの中でなぜAutoCAD(オートキャド)なのかというと、答えは非常に単純です。私がAutoCAD(オートキャド)の操作に精通しているからです。

自分が詳しく知らないことについて書いても、読んでいる方にとって有益な情報は発信出来ません。そんな訳で、このサイトではAutoCAD(オートキャド)をテーマにしています。

という訳で、まずはAutoCAD(オートキャド)の概要について少し説明をしていきましょう。

AutoCAD(オートキャド)とは

AutoCAD(オートキャド)とはAutodesk(オートデスク)社が開発した汎用CADの名称です。ソフトの名前と考えて頂ければOKです。

御存知の方も多いと思いますが、汎用とは「様々な方面で使用出来ること」というような意味です。

ですからAutoCAD(オートキャド)は建築、設備、土木、機械など様々な分野でその機能を活用することが出来るCAD、ということになります。

AutoCAD(オートキャド)はDOS(古いですね…)の時代からありますが、当然バージョンアップによる改良を重ねながら現在に至っています。

現在はAutoCAD2007(2007年1月現在)となっています。2次元(平面)だけではなく、3次元(立体)での作図も可能なソフトです。

これは余談になりますが、3次元の作図はかなりおもしろいです。高い技術が必要である為、仕事としてお金になるかどうかは難しい部分ですが、挑戦する価値はあるかも知れません。

AutoCAD(オートキャド)のメリット

①有名であること
AutoCAD(オートキャド)を使用するメリットとしては、まず使用している企業が多いことが挙げられます。

また、Jw_cad程ではないかも知れませんが、ユーザーが多いことも挙げられるでしょう。少々地味ですが、これは大きなメリットです。

CADの種類が異なると、当然データ形式も異なってくるので(この辺の話は後で詳しく説明します)、同じCADを使用することが望ましいんですよね。

つまり、普及しているCADというのは、それだけで強みを持っているということが言えるんです。

これは逆の場合にも当てはまります。専門的すぎてあまり利用者のいないCADソフトを利用していると、普通の場面では相手にされない場合が出てきます。

もちろん利用者の少ないCADを使えるというのは、逆に強力なメリットである場合もある訳ですが。このあたりは表裏一体の話ですので、どちらがベストであるかという話は難しいかも知れません。

使用者がたくさんいるかどうかはともかくとして、仕事を発注する側の気持ちとしては、やはり自分たちの使用しているCADと同じソフトで作業してくれる方が好ましいと思うものです。

これは何故でしょうか。

もし違うCADを使って作図された場合は、AutoCAD(オートキャド)で図面データを開く為にデータ変換をする必要が出てきます。

データ変換。これはCADで図面を作図していく中で、絶対に避けては通れない問題と言えるでしょう。データを変換すると、CADの種類や相性によっては、文字や寸法がきちんと変換されない場合が出てきます。

さらに言えば、文字や寸法が変換されないとか言う以前に、変換にかかる手間と時間がもったいなく感じます。これは実際にやってみて頂ければ痛感するはずです。

…メリットの話をしているはずが、なんだか別の方向に進んでしまいましたね。

もう一度繰り返しになってしまいますが、変換のする可能性が少しでも少ない有名なCADであるということは、それだけで大きなメリットだということが言えます。

…と、あと3点ほどメリットをお伝えしたいのですが、少し長くなりそうですので次回にしておきましょう。