前回はAutoCAD(オートキャド)を覚えるスピードについて、その差をつけるのは何か?についてお話をしました。
目標をきちんと明確にしておくこと。これが非常に重要なポイントです。
■目標の設定方法とは
目標を明確にするのは割と簡単です。とにかく日時を区切って「それまでに覚えよう」と決め、それをどこかに書き留めておくだけでOKです。
成功する為のノウハウ的な本を読むと、そうした目標は額に入れて飾っておく方が良い、と書かれていたりします。
額にまで入れる必要はないにしても、やはりどこかに自分で決めたことを書いておくのは有効な手段と言えるでしょう。
そして、目標をきちんと決めた後は、それを達成する為に努力をする必要があります。当たり前の話ではありますが、目標を決めるだけでは全く意味がありません。
決められた期日までに目標を達成する為には、今何をしなければならないか。これをじっくりと考えるんです。期日を決めるにには、そういった意味があります。
どうせ同じ時間を勉強に費やすのであれば、成果がより多く出た方が特だと思いますがいかがでしょうか。そして、その為に必要な手段として、期日を区切るという行為が必要なんです。
この点をまずはつかんで欲しいと思います。
■人から教わるということ
AutoCAD(オートキャド)を出来るだけ早く覚える為には、自分よりも知っている人に教わるという手段が有効です。
これは「目標を設定する」という方法とあわせて使いたいですね。
自分よりも知識のある人から教わるのですから、自分一人で四苦八苦するよりもずっと効果的であるはずです。
でも、人から教わるという行為は、意外に難しかったりします。不思議なことですが、人の助言を素直に全て受け入れられる人はあまり多くないんですね。
それが自分よりも年下であったりする場合には、なおさら。
説明を受けても「わかっているのだけど…」とか「それはもう知っています」という返事がつい出てしまうんですよね。何かを教わる際に、「でも」とか「けど」という言葉は必要ありません。
そうした言葉を口にする人は、なかなか成長しないものです。それはどんな種類の仕事でも同じではないでしょうか。
少々話は戻りますが、まずは自分が半年後1年後にどうなっていたいのかを具体的に思い描いてみて、そこに向かって一歩ずつ着実に進んで行きましょう。
自分の目指すべきものがはっきりとしていれば、教わった内容に「でも」とかいう言葉は出て来ないと思います。覚える為には、中途半端なプライドなど全然必要ありません。
私の場合は、とにかく早く覚えて独立したいと考えていました。1年で覚えるという目標も立てました。
そして、そのためにはどうすれば良いのかを色々と考えました。その結果、AutoCAD(オートキャド)の操作に関してだけ言えば、半年位で社内の誰にも負けない知識と早さを身につけることが出来ました。
漠然と仕事をしている人と比べると、初めから見据えている所が違うのです。これでは勝負にならなくて当然です。
これからAutoCAD(オートキャド)を覚えようと考えているのであれば、ぜひとも私と同じような感覚を味わって頂きたいと思います。